〜家庭菜園&観葉植物をもっと元気に育てよう!〜
【この記事でわかること】
- ハイポネックス(原液/微粉)、リキダス、メネデールって何が違うの?
- 野菜と観葉植物、それぞれにおすすめの使い方
- 4つを持っている人向け「使い分けガイド」
1.成分と役割の違いをざっくり比較!
名前 | 分類 | 主成分 | 主な役割 |
ハイポネックス原液 (6-10-5) | 肥料(液体) | 窒素・リン酸・カリ | 花・野菜・観葉植物全般に◎バランス型 |
ハイポネックス微粉 (6.5-6-19) | 肥料(粉末) | 窒素・リン酸・カリ高め | 実もの野菜(ナスやピーマン・トマト)に最適 |
リキダス | 活力剤 | カルシウム・フルボ酸・微量要素 | 根の張り促進・ストレス回復・活着促進 |
メネデール | 活力剤 | ニ価鉄(Fe²⁺) | 発根促進・根の再生、弱った植物のリカバリー |
2.野菜と観葉植物、どっちにそれが合う?
用途 | 原液 | 微粉 | リキダス | メネデール |
葉物野菜(小松菜・ほうれん草など) | ◎ | ○ | ○ | △ |
実もの野菜(ナス・ピーマン・トマト) | ○ | ◎ | ◎ | △ |
観葉植物(モンステラ・ポトスなど) | ◎ | △ | ◎ | ○ |
挿し木・株分け | △ | ✖️ | ○ | ◎ |
植え替え直後 | △ | ✖️ | ◎ | ◎ |
ストレス対策(暑さ・乾燥) | △ | ✖️ | ◎ | △ |
3.初心者さん向け|4種アイテムの使い分け完全ガイド(状態・場面別)
状況・目的 | 野菜におすすめ | 観葉植物におすすめ | 理由・使い方 |
植え付け・植え替え直後 | リキダスorメネデール | リキダスorメネデール | 根の活着を助け、植え痛みを防ぐ。水に薄めて水やりとして使用。 |
苗を大きく育てたいとき | ハイポネックス微粉 | ハイポネックス原液 | 肥料で成長を促進。1000倍に薄めて週1回の水やりに使用。 |
実がつき始めた/実を大きくしたい | ハイポネックス微粉 | ー | カリ成分が多く、実の肥大・品質向上に効果的。 |
葉が黄色い・元気がない | リキダス→微粉(数日後) | リキダス→原液(数日後) | 活力剤で回復を促し、その後に肥料で栄養補給する流れがおすすめ。 |
夏バテ・乾燥・暑さのストレス時 | リキダス | リキダス | フルボ酸などが根と葉の代謝をサポート。週1回ペースで使用可。 |
挿し木・株分け・発根させたいとき | メネデール | メネデール | 発根促進に特化。挿し穂の浸け込みや水やりに使用。 |
根が痛んでいる・根腐れからの回復 | メネデール | メネデール | 根の再生を助ける。2〜3回継続使用も可能。 |
花を咲かせたいとき | ハイポネックス原液 | ハイポネックス原液 | リン酸が花芽形成に効果的。週1回で十分。 |
【補足ポイント】
- リキダスとメネデールは活力剤(植物の“元気”をサポート)
- ハイポネックス原液・微粉は肥料(植物の“栄養”を補給)
- 活力剤と肥料は3日以上空けて交互に使うのが安全!
最後に|はじめてでも大丈夫!「観察しながら少しずつ慣れていこう」
植物によって必要な栄養やサポートは少しずつ違いますが、いちばん大切なのは「今の植物の状態をよく観察すること」です。
「最近葉が黄色いな…」
「植え替えたけど元気がないな…」
そんなときにこの記事の表や一覧を見返して、“今”必要なものを1つ選んであげるだけでOKです。
最初は迷うこともあるかもしれませんが、無理に全部揃えなくても大丈夫。
原液タイプか微粉タイプのどちらか+リキダスまたはメネデールのどちらか、という形でもじゅうぶんスタートできます。
まとめ
- ハイポネックス原液・微粉は肥料(栄養を補う)
- リキダス・メネデールは活力剤(植物の元気をサポート)
- 植え替え直後やストレス時には活力剤、成長期や実つき期には肥料を!
- 活力剤と肥料は3日以上あけて交互に使うのが安全
- 状態に合わせて「必要なときに、必要なものを」選べばOK!
植物が元気に育つことで、毎日の暮らしにもちょっとしたうれしさが増えていきます。
この記事が、初心者さんの“はじめの一歩”を応援するヒントになればうれしいです!
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